研究課題/領域番号 |
16KK0087
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ジェンダー
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
井上 まり子 帝京大学, 大学院 公衆衛生学研究科, 准教授 (20508048)
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研究期間 (年度) |
2016 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
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キーワード | 健康の社会的決定要因 / 社会疫学 / 産業保健 / 社会保障 / 多様な働き方 / 雇用形態多様化 / Industry 4.0 / Society 5.0 / 働き方の多様化 / 非正規雇用 / 不安定雇用 / 働き方改革 / クラウドワーク / 産業衛生 / 健康格差 / 労働安全衛生 / 労働政策 / 雇用形態 / 政策分析 / 公衆衛生 / 衛生 / 雇用 / 社会制度 |
研究成果の概要 |
本研究は、多様な働き方に即した産業衛生制度を構築するために必要な要素と制度を検討するため、取組が進んでいる欧州諸国の産業衛生制度を築く法律や政策、実際の産業衛生活動を調査し国際比較を行うことであった。特に雇用形態多様化に即した政策を有する欧州諸国を対象に、法制度や政策、産業衛生制度の各国達成状況の整理、具体的活動の情報収集を行った。また、国際共同研究の一環として雇用形態多様化と健康との関連についてのシステマティックレビューなどを行った。期間中には技術革新やグローバル化に伴う社会変化と新しい働き方に関する世界の動向について情報収集する追加された成果もあった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的な意義は、多様な働き方を取り巻く産業衛生制度について体系的な情報収集・整理ができたことである。また、多様な働き方の労働者について健康との関連について過去の研究を整理してレビューを行うことができた。技術革新に伴う新しい働き方の存在の出現とその労働者を守る世界の動向について、国際機関の担当者を通じて最新の情報を得たことも成果の一つである。 研究の社会的意義としては、現在過渡期にある日本の働き方改革と目指す社会にあわせた産業衛生制度の在り方を検討できたことである。どのような働き方でも安全で健康に働き、生活できる社会制度づくりを再設計する際に活用できることが本研究の社会的意義である。
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