研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
キラリティ (カイラリティ) とはギリシア語で掌を意味し、右手と左手の関係のように鏡像関係を示し、対掌体と呼ばれる。キラリティという概念は有機化学の分野では大変重要な研究対象であるが、キラルな空間群を有する無機化合物は天然には稀にしか存在しない上、結晶構造キラリティの制御及び単結晶試料の大型化が困難であることが問題となっている。本研究では、無機キラル磁性体の結晶構造キラリティが制御可能な大型不斉単結晶育成手法の確立、キラル磁性体で形成が期待されているキラルソリトン格子の実験的検証を行った。
多くのキラル無機化合物はラセミ双晶を形成すると考えられており、研究の対象とならなかった。本研究で提案された新規不斉結晶育成手法によりこれらの物質も研究対象となる。よって、多彩な物性が期待されているキラル磁性体における物性観測の為の基礎となることが期待される。
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すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (10件) (うち国際共著 4件、 査読あり 10件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (14件) (うち招待講演 4件) 産業財産権 (1件)
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