研究課題/領域番号 |
16KK0105
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
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研究機関 | 大阪大学 (2017, 2019) 早稲田大学 (2016) |
研究代表者 |
鈴木 団 大阪大学, 蛋白質研究所, 講師 (40350475)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 11,000千円、間接経費: 3,300千円)
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キーワード | 生物物理 / ナノ材料 / ナノバイオ / タンパク質 / 細胞 / 組織 / 蛍光顕微鏡 / 細胞・組織 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
基課題は、生物の「階層構造」のうち1細胞レベルの階層で順調に進捗していたが、これをさらに階層の上下方向へ展開することで、1細胞レベルでの理解を超えた包括的な理解に到達できると期待し、これを本基金の枠組みを通して実現することを目指した。細胞内・細胞間シグナル伝達機構としての熱利用(「熱シグナル」)を仮説とし、その検証を目的とした研究を行った。上下方向のいずれにおいても当初の目的が達成され、上の階層では眼組織を対象とした新規実験系に開発し、下の階層では新規機能性ナノ粒子の開発に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本国際共同研究課題では、最終的に、1細胞レベルの温度を、組織・個体から細胞内小器官レベルまで、広いスケールで扱う技術の開発と、1細胞レベルの温度がこれらスケールで果たす生理的な役割について検討を進め、「熱シグナル仮説」を強く裏付ける結果を得ることができた。研究代表者を中心として、将来にわたってアジアとヨーロッパをつなぐ研究連携が構築されたと考える。
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