研究課題/領域番号 |
16KK0120
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 東京大学 (2020) 東京農工大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
杉浦 慎哉 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (30394927)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2020
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
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キーワード | MIMO / 大規模MIMO / 空間変調 / 理論解析 / 先端的通信 / 情報通信工学 / 符号化 / 非直交リソース配分 / 電力制御 |
研究成果の概要 |
ワイヤレス通信の分野では利用しやすい周波数帯域が逼迫しており、物理層において高い性能を実現することがますます重要になってきている。本研究では、膨大な数のアンテナ素子を基地局にて用いるシステムを対象として、伝搬路推定に必要なオーバヘッドと高周波回路に起因する消費電力の問題を解決する手法を示した。空間変調(インデックス変調)と呼ばれるシングル高周波回路送信機を構成可能なマルチアンテナ方式について、消費電力削減効果を解析的に評価した。また、非同期検出やセミブラインド伝搬路/データ同時推定を活用することで、パイロットオーバヘッドを削減できる手法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、ワイヤレス通信のスタンダードであるマルチアンテナシステムを対象に、電力消費とパイロットオーバヘッドを削減可能な手法を示し、多面的な評価を行った。このことは、さらなる高周波数利用効率が重要である次世代ワイヤレス通信システムへの適用検討に重要である。今回対象とした信号伝送方式は基本的な技術であるため、実用化時には幅広い通信システムへの波及効果が期待できる。引き続き、本技術の実用化に向けた研究に取り組んでいく。
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