研究課題/領域番号 |
16KK0124
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
通信・ネットワーク工学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
藤井 威生 電気通信大学, 先端ワイヤレス・コミュニケーション研究センター, 教授 (10327710)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
11,440千円 (直接経費: 8,800千円、間接経費: 2,640千円)
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キーワード | 車両無線ネットワー / 無線環境データベース / 電波伝搬モデル化 / 自動運転 / 車両無線ネットワーク / 伝搬伝搬モデル化 |
研究成果の概要 |
本国際共同研究では、車両に備えた無線端末の通信状況を送受信端末の位置情報とともにクラウド上に集約し、位置情報に紐づけた無線信頼度および電波伝搬モデルの自己組織的な構築を行うことにより、不確定性の高い車両無線ネットワークの通信性能をあらかじめ保証する機能を備えることで、無線通信がアシストする自動運転に必要な、高信頼・低遅延・大容量通信を必要とする高度車両無線ネットワークの実現を目標として研究を行った。米国カリフォルニア州に6ヶ月間滞在し、UC Berkeleyのテストコースで車両間通信を使ったスペクトラムデータベース構築実験を行い、データを活用した高信頼化に関する検討を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、無線通信が持つ宿命である電波環境の不確定性を、個人端末や車両に設置した無線機でやり取りされる通信の状態をデータベース化することで予測し、その予測値に基づき信頼性を担保した通信をできるようにする検討を行った。特に自動運転に活用が期待される車両ネットワーク向け通信は、高信頼・低遅延・大容量通信が求められるなどその要求条件が厳しく適用効果が大きい。本研究成果は、このような不確定性の高い無線通信環境を、通信状況のビックデータを用いて把握することで、無線通信の信頼性改善に役立てる研究であり、車両間通信のみでなく様々な無線通信の高信頼化、効率化に貢献できる。
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