研究課題/領域番号 |
16KK0131
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
化工物性・移動操作・単位操作
|
研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
小野 努 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (30304752)
|
研究期間 (年度) |
2017 – 2019
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
15,080千円 (直接経費: 11,600千円、間接経費: 3,480千円)
|
キーワード | 相分離 / 高分子重合 / 微細構造 / マイクロ流路 / 重合誘起相分離 / 化学工学 / マイクロ・ナノデバイス / ナノ材料 / 結晶工学 |
研究成果の概要 |
マイクロ流路で調製された単分散液滴内部での重合誘起相分離(PIPS)によって,複雑な微細構造を有するヒドロゲル微粒子を調製できた。そして,その微細構造はPEGやPAM濃度に依存しており,表面や内部の構造にまで影響を与えていることが分かり,それらの制御因子について明らかにしてきた。種々の添加物種類や濃度によって微粒子の表面および内部の微細構造が制御できることから,目的に応じた微細構造を設計することが期待できる。本国際研究では,それらの知見を基にして国際共著論文の準備を進めていたが,最終段階で新型コロナウィルスの影響受け,次年度以降に継続して投稿を準備中である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本国際共同研究では,このような微粒子内の微細構造制御を中心に実施してきたが,それ以外にもスラグ流内での重合誘起による核生成挙動観察や液滴ではなくジェット流からの相分離誘起による微細繊維の構造制御にも着手しており,本研究を契機としてCNRSおよびその他の研究機関との共同研究を今後展開しているなど将来に繋がる貴重な機会となった。
|