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微量物質の膜透過性変動の機構解明と分子シミュレーション(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 16KK0132
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 土木環境システム
研究機関長崎大学

研究代表者

藤岡 貴浩  長崎大学, 工学研究科, 准教授 (20759691)

研究協力者 シュナイダー シェーン  南洋理工大学, College of Engineering, 教授
リッジウェイ ハリー  
研究期間 (年度) 2017 – 2018
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
キーワード逆浸透膜 / 微量物質 / 飲用再利用 / ニトロソジメチルアミン / 再生水 / 分子シミュレーション
研究成果の概要

本研究では、逆浸透膜で阻止しきれない微量物質の膜透過性を原子レベルで予測する技術の実用性を高めるため、下水を膜処理した際に形成される堆積層(ファウリング層)内部における微量物質の挙動とそのファウリング物質の物性を明らかにすることを目的とした。微量物質の阻止率を求めるための膜ろ過試験及び下水処理水中の有機物の成分解析の結果、下水処理水中の分子量300 Dalton以下の中性低分子量有機物(トリプトファン成分)が膜ろ過の進行に伴って逆浸透膜の表面や膜の構造内に堆積していき、それらが微量物質の透過側への拡散を妨げることによって阻止率を向上させていることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として、逆浸透膜におけるファウリング物質のうち中性低分子量有機物が微量物質の拡散に及ぼす影響解明が挙げられ、膜透過性予測技術の実用性を高めるための重要な知見が得られた。今後規制対象となる微量物質数の増加が予測される中、再生水を飲料用水源として使用する際の最大の障壁は水の安全性を疑う住民の反対である。よって、本研究成果を通して住民の再生水水質に対する信頼性を高めることで、飲用再利用促進への大きな貢献が期待される。

報告書

(2件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2018 2017

すべて 国際共同研究 (2件)

  • [国際共同研究] 南洋理工大学(シンガポール)2018

    • 年月日
      2018-11-20
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [国際共同研究] アリゾナ大学(米国)2017

    • 年月日
      2017-09-01
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-03-15   更新日: 2020-03-30  

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