研究課題/領域番号 |
16KK0151
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知覚情報処理
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研究機関 | 九州大学 (2017, 2019) 鹿児島大学 (2016) |
研究代表者 |
川崎 洋 九州大学, システム情報科学研究院, 教授 (80361393)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
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キーワード | コンピュテーショナルフォトグラフィ / 水中3次元計測 / VR/AR/MR / TOF / スペックル / フェイズマスク / DOE / 3次元計測 |
研究成果の概要 |
現実には存在しないライトフィールドを,プロジェクタやレーザ光源を用いて空間中に人工的に構築することで,(1)半透明な物体の内部構造を推定する手法,および(2)時空間において局所的にユニークなライトフィールドを構築することで散乱物体や動物体の形状計測を実現する手法の2点に取り組んだ.具体的には,(1)は赤外線を用いて霧やもやの中でもロバストにアクティブ計測する手法,および物体境界面での屈折の影響を自己校正で除去する手法を提案した.(2)では散乱に強いパターンの設計および,レーザスペックルの解析による微小な形状の動きを観測する手法を提案した.これらの成果は著名な国際会議等に採択され発表した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究代表者らが提唱してきたライトフィールド・プロジェクタは,光学系の制約から,空間中に任意のライトフィールドを構築できる訳ではないため,応用分野(目的)によって適切な投影方式が必要となる.本成果では,3次元計測を目的とし,計測ターゲットの性質に基づく時空間的にユニークなパターンを設計することで,過去に実現が困難であった半透明物体や散乱の強い物体の形状計測ができることを示した.これにより,今後さらに幅広い分野でライトフィールド・プロジェクタを用いた,新しい形状や反射特性などの計測手法や,情報提示手法が提案されることが期待される.
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