研究課題/領域番号 |
16KK0158
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
鶴田 文憲 筑波大学, 生命環境系, 助教 (30571450)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
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キーワード | Sparcl1/Hevin / USP15 / neurons / astrocytes / microglia / Sparcl1 / Astrocyte / Microglia / RNA splicing / ミクログリア / アストロサイト |
研究成果の概要 |
新生児期の脳は、時期領域特異的に精密なRNA代謝が行われている。近年、このプロセスが破綻すると発達障害につながることが示唆されている。これまでに我々は、脱ユビキチン化酵素USP15の機能が破綻すると、スプライソソームの機能低下につながり、グローバルなスプライシングエラーを引き起こすことを見出してきた。本課題では、USP15破綻によって産生されるSparcl1変異体の解析を行い、Sparcl1異常と小胞体ストレスの関連性を発見した。USP15やSparcl1は自閉症の責任遺伝子としても報告されていることから、本研究成果は、RNA代謝のみならず発達障害のメカニズム解明にもつながると期待している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題で検証を行ったUSP15とSparcl1は、双方とも自閉症の責任遺伝子として報告されている。その一方で、これら遺伝子の異常がなぜ自閉症につながるのか明らかではなかった。本研究課題では、これら遺伝子の異常が、小胞体ストレスの誘導につながることを新たに発見した。小胞体ストレスと発達障害の関連はほとんど解析が進んでいないことから、本研究成果は、発達障害研究に対する新しい視点を提供できるのではないかと期待している。
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