研究課題/領域番号 |
16KK0165
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
分子生物学
|
研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
渡邉 和秀 国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 客員主管研究員 (40749397)
|
研究期間 (年度) |
2017 – 2022
|
研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
15,210千円 (直接経費: 11,700千円、間接経費: 3,510千円)
|
キーワード | 生体内リプログラミング / 間葉上皮移行 / 転写因子 / OVOL2 / 表皮細胞 / エピゲノム / 上皮間葉転換 / 間葉上皮転換 / in vivo reprogramming / 再生医学 / バイオテクノロジー |
研究成果の概要 |
申請者らは転写因子を組合せて表皮細胞へのリプログラミングを行う方法を開発した。本研究では、この方法を用いて新しい生体内ダイレクトリプログラミング法の開発することを提案した。しかし新型コロナウィルス感染症の蔓延により、渡航先での研究の遂行が困難な状況になった。そのため培養細胞を用いた研究および既存データの解析へと方向転換を行った。その結果BMPシグナルを活性化してOVOL2の発現を誘導し、線維芽細胞から表皮細胞へのケミカルリプログラミングを促進できる可能性が示唆された。上述の結果は新しい生体内リプログラミング法の開発に寄与する重要な知見である。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では当初の目的であった生体内ダイレクトリプログラミング法の確率は果たせなかったが、高効率で線維芽細胞を表皮細胞に転換する新しいケミカルリプログラミングの開発を進めることができた。これの成果により、最終ゴールである生体内ダイレクトリプログラミング法の確立を加速することができると考えられる。この生体内リプログラミング法が確立できれば、例えば広範囲熱傷の患者さんの自身の組織を用いた表皮再形成の促進を促すなど、臨床応用への期待が持てる。v
|