研究課題/領域番号 |
16KK0172
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
昆虫科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
山本 幸治 九州大学, 農学研究院, 助教 (00346834)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
10,270千円 (直接経費: 7,900千円、間接経費: 2,370千円)
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キーワード | プロスタグランジン / プロスタグランジン合成酵素 / 酵素 / 昆虫 / 蛋白質 |
研究成果の概要 |
カイコのプロスタグランジンE合成酵素(bmPGES)ならびに新しくPG合成酵素の候補として同定したカイコのアルドケト還元酵素(AKR6)の基質結合部位を構造的に解析する。Sitting-drop vapor diffusion 法により結晶化を行なったところ、bmPGES―基質複合体そしてAKR6―NADPH複合体結晶を得た。日本、米国、韓国の放射光施設にて回折データを収集した。部位特異的アミノ酸置換法によりbmPGES分子中のTyr8、Ser17、Ser101、Glu123が活性に重要であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本(九州大学)、米国カリフォルニア大学デービス校のWilson博士、韓国慶北大学のLuccio博士と進めた国際共同研究である。アルドケト還元酵素(AKR)について多くの成果が蓄積されている両研究室を訪問し、AKR6の基質について発見できた。また、日本、米国、韓国の各放射光施設を利用し連携することで、昆虫由来プロスタグランジン合成酵素群のX線結晶構造の解析を促進し精密化を進めることができた。
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