研究課題/領域番号 |
16KK0180
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立循環器病研究センター (2019) 大阪大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
藤原 祥高 国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 研究所, 室長 (70578848)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | リコンビナントタンパク質 / 小分子化合物 / 男性避妊薬 / ゲノム編集マウス / 精子膜タンパク質 / 受精 / 避妊薬 / DNAエンコードライブラリー |
研究成果の概要 |
研究代表者が米国のベイラー医科大学で男性避妊薬の開発を推進しているMartin M. Matzuk教授と国際共同研究を行い、代表者がこれまで発見した精子受精能力に必須の膜タンパク質を標的にDNAエンコードライブラリーを用いて結合する小分子化合物の探索を試みた。さらに、ゲノム編集技術CRISPR/Cas9システムを用いてKOマウスを開発し、男性避妊薬の新たな候補となる受精能力に必須な精子膜タンパク質(FIMP, SPACA6, TMPRSS12)の同定に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国では不妊不育が社会問題となっているが、世界へ目を向けると不妊不育だけでなく避妊への研究開発も進められている。特に男性に関しては、現在のところ女性用経口避妊薬に相当する避妊薬は存在しない。本課題では、新規の受精能力に必要な精子膜タンパク質の同定とそれらに結合し機能阻害する小分子化合物の探索を試みた。本研究成果を生かして今後も国際共同研究を継続し、精子膜タンパク質を標的とした男性避妊薬の開発を行い世界的問題の解決に取り組みたい。
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