研究課題/領域番号 |
16KK0192
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用システム
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
宮本 義孝 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 細胞医療研究部, 研究員 (20425705)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2022
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 細胞・組織 / 凍結保存 / 品質 / 移植・再生医療 / 毒性評価 / 神経細胞 / 肝細胞 / 磁性微粒子 |
研究成果の概要 |
細胞医療・細胞製品、医薬品等の品質・有効性・安全性の評価手法(毒性評価等)を提案することを目的に、三次元培養を用いたデバイス開発の現状と毒性評価系の探索を主に行い、その課題を明らかにする。その概要は、①分化した神経様細胞の凍結保存と品質評価、②マイクロ流体デバイスの開発と毒性評価系の現状、③生殖医療における細胞、医薬品等の品質・有効性・安全性、④スフェロイド培養デバイスの開発とナノ医薬品の毒性評価、⑤MEMS技術による培養デバイスの開発と骨格筋組織の創製等である。各々の3D培養デバイスで、ナノ医薬品(磁性ナノ粒子)の毒性を評価した結果、再現性良く、in vivoに近い傾向のデータが得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、細胞医療・細胞製品、医薬品等の品質・有効性・安全性を評価するために、半導体製造プロセスや3Dプリンタを始めとする微細加工技術により培養デバイスが作製されている。創薬試験における動物実験代替となりうる生体模倣システムは、各々のデバイス(開発品、市販品)で特徴が異なるため、評価する必要がある。そこで、磁性ナノ粒子の毒性を評価した結果、再現性良いデータが得られ、学術的に意義があった。3D培養を始めとするOrgans on Chipsの開発の現状は欧米諸国に比べて大きく遅れをとっている。本研究では、実用化促進のために、3D培養デバイスを用いた医薬品等の安全性評価を行うことで、社会的に意義深い。
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