研究課題/領域番号 |
16KK0194
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構本部(総合研究センター) |
研究代表者 |
今井 志乃ぶ 独立行政法人国立病院機構本部(総合研究センター), 診療情報分析部, 主任研究員 (50608750)
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研究協力者 |
サンデル カロリーナ・アンダーソン
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研究期間 (年度) |
2016 – 2018
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
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キーワード | 後発医薬品 / スイッチ現象 / 先発医薬品 / スウェーデン / 日本 / 医薬品政策 / 新薬へのスイッチ / 新薬へのスイッチ現象 / スイッチ |
研究成果の概要 |
医療資源の消費を最小限に抑え、医療から得る利益を最大化する努力は、多くの国のヘルスシステムにおいて重要となっている。スウェーデンでは完全な代替調剤の導入で、患者負担の減少を示している。一方、厚生労働省は、2012年までにGEシェアを30%とした目標を達成できずその見直しを行った。新たな政策で、2018年までに60%以上を目標とした。しかし、GEのある先発医薬品が全てGEに切り替わっても医薬品費の減少に貢献するかどうか疑問視する報告も見られる。 本課題では、スウェーデンの数種の医薬品群のデータと直接比較を行い、医薬品政策の違いがスイッチ現象を引き起こす実態を明らかとすることを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本課題のように、スウェーデンと日本の政策の類似点や相違点を確認しながら、実際の医薬品の使用推移についてデータで同時比較し評価する研究は前例がなく、研究者が相互の意見を交換しながら行う国際共同研究としては、価値ある連携が実現した。 今回は、医薬品政策に焦点を絞ったものであるが、薬剤疫学研究の課題の一つに過ぎず、この分野では、数多くの課題があるが、今回両国のデータを活用して分析を行う仕組みを構築することで、これらの課題解決のための分析に応用することができた。
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