研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
糖尿病は重篤な合併症を引き起こす疾患であるが、酸化ストレスとの関連が強い。酸化ストレスの制御に関わる転写因子としてCNC因子のNrf2およびNrf1が知られているが、これらの転写因子は抗酸化酵素、解毒代謝酵素、プロテアソームサブユニットなどに加えて、代謝系酵素の遺伝子発現も制御している。線虫のCNC因子であるskn-1は同一遺伝子からスプライスバリアントとしてNrf2やNrf1のオルソログを発現する。線虫におけるRNAiによるskn-1ノックダウンおよびskn-1欠損モデルの代謝解析を実施したところ、脂質の組成や運動能の変化を認めた。
糖尿病は患者数は増加しており、その病態の解明は重要な課題である。高濃度グルコースは酸化ストレスを発生させることから、糖尿病は酸化ストレスと関連が強い疾患と考えられているが、酸化ストレスと代謝制御の関連は十分には解明されていない。本研究では、酸化ストレスに関するCNC因子ファミリー転写因子であるskn-1による代謝制御を解明することで、酸化ストレスと代謝制御の関連性について明らかにした。
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