研究課題/領域番号 |
16KK0200
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
小林 正和 金沢大学, 保健学系, 准教授 (30444235)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
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キーワード | 核医学 / イメージング / SPECT / 排泄型薬物トランスポータ / 内用放射線治療 / [131I]MIBG / トランスポータ / 多剤耐性 / がん / 個別化治療 / 放射性薬剤 |
研究成果の概要 |
本研究では、がんの内用放射線治療薬[131I]MIBGの治療効果向上を目指し、[131I]MIBGの治療効果予測法と、[131I]MIBGのがん細胞外排泄阻害剤の併用投与によるがん治療効果増強法の開発を目的とした。米国内研究施設との共同研究により、[131I]MIBGの治療対象であるヒト由来神経芽細胞腫細胞株SK-N-SHにおいて、[131I]MIBGはSK-N-SHに発現する排泄型薬物トランスポータMRP1と4からがん細胞外に排泄されていた。また、MRP特異的阻害剤MK-571やprobenecidを使用し、[131I]MIBGをがん細胞内に多く滞留させるがん治療効果増強法を開発できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本国際共同研究では、小児がんの神経芽細胞腫に対する内用放射線治療薬[131I]MIBGの治療効果予測法と、[131I]MIBGのがん治療効果増強法の開発に成功した。本研究成果により、[131I]MIBG投与前に、[131I]MIBGを用いた神経芽細胞腫に対する治療効果を予測できる。また、[131I]MIBGのがん細胞排泄阻害剤を併用投与することで、[131I]MIBGのがん治療効果を増強できる可能性を示した。
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