研究課題
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
HTLV-1に対するDNAプローブによるプロウイルスの濃縮法を併用した次世代シークエンシングを用いて、HTLV-1の3’LTR近傍にエンハンサー領域が存在することを明らかにした。このエンハンサー領域がHBZの恒常的な発現に貢献することでHTLV-1の持続感染に寄与している可能性が考えられた。HTLV-1濃縮法を用いたDNA-seqでは、欠損型プロウイルスの感染クローンは全長型よりも有意にクローン性増殖を起こしていた。ウイルス遺伝子の発現が阻害されることが感染細胞のクローン性増殖に有利に働いている可能性が示された。
HTLV-1の新たな転写制御メカニズムを見出した。ウイルス遺伝子であるHBZの恒常的発現の機序の一つである可能性がある。HBZはHTL-1感染細胞の増殖に関わることが知られており、今後のHTLV-1感染細胞の増殖制御に関わる研究につなげることができる。
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すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 3件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 5件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (20件) (うち国際学会 5件) 備考 (1件)
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