研究課題/領域番号 |
16KT0043
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
紛争研究
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
山崎 幸治 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (30319818)
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研究分担者 |
伊藤 高弘 神戸大学, 国際協力研究科, 准教授 (20547054)
島村 靖治 神戸大学, 国際協力研究科, 教授 (50541637)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 6,630千円 (直接経費: 5,100千円、間接経費: 1,530千円)
2017年度: 6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | スリランカ / 内戦 / 家計調査 / 貧困削減 / 教育 / 健康 / 紛争 / 雇用 / メンタルヘルス / 人的資本 / 貧困 / ソーシャル・キャピタル / 人工フィールド実験 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、スリランカの旧紛争地域を対象に内戦による長期的な悪影響について実証データ分析を元に明らかにすることで、内戦からの一層の復興と貧困削減を促すことにある。既存データおよび独自に収集した旧紛争地域で大規模家計調査データの分析結果から、旧紛争地域のエスニック・マイノリティ世帯の教育水準が低く、女性世帯主世帯や寡婦の数が多いこと、紛争被害を受けた人々はメンタルヘルスの状況が悪く、政府や軍隊、異なるエスニック集団に対する信頼度が低下していること、資産の損失を被った世帯で子供の教育機会が失われていること、紛争隣接地域への避難民流入が子供の健康状態を損なっていることなどが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の新たな貢献としては、独自の大規模家計調査に基づいて、教育や健康だけではなくメンタルヘルスや人々の信頼に関しても紛争被害との関連を明らかにしたことが挙げられる。さらに、紛争周辺地域の子供に対する健康への悪影響も明らかにして、復興政策に新たな視点を提供した。新たな学術的貢献として、既存研究で用いられてきた地域レベルの紛争の影響よりも、世帯レベルでの直接的紛争被害の影響が大きいことも示した。
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