研究課題/領域番号 |
16KT0049
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
遷移状態制御
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
生駒 忠昭 新潟大学, 自然科学系, 教授 (10212804)
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研究分担者 |
長谷川 英悦 新潟大学, 自然科学系, 教授 (60201711)
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研究協力者 |
矢後 友暁
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
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キーワード | 遷移状態 / 活性錯合体 / 三重項融合 / 遅延蛍光 / 磁気発光効果 / スピン角運動量保存則 / スピン動力学 / 逆項間交差 / スピン角運動量保存 / スピンダイナミクス / エネルギー効率化 / 太陽電池 / 光物性 / スピンエレクトロニクス |
研究成果の概要 |
元素戦略に基づいたグリーンイノベーションを希求する社会的要請を背景に、有機材料を用いた次世代の光電エネルギー変換デバイスに対する期待が著しく高まっている。しかしながら、有機電界発光ダイオードや有機太陽電池の変換効率は著しく低いため、本格的実用化には至っていない。有機電子デバイスの超高効率化を実現するためには、三重項励起子の有効利用(三重項ハーベスト)が鍵を握っている。本研究課題では、三重項ハーベストである三重項融合の遷移状態におけるスピン角運動量制御によって、反応効率を上げることに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
三重項融合の遷移状態動力学が明らかにされ、反応効率の向上にとってスピン統計だけでなくスピン動力学が重要であることを示した。有機電子デバイスにおけるスピン制御という新しい開発基軸を提示できた。光源や電力供給源の高効率化に貢献できる。
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