研究課題/領域番号 |
16KT0056
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
遷移状態制御
|
研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
大山 浩 大阪大学, 理学研究科, 准教授 (60192522)
|
研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)
2018年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2016年度: 13,130千円 (直接経費: 10,100千円、間接経費: 3,030千円)
|
キーワード | 配向ベクトル相関 / 六極不均一磁場 / 多次元ベクトル相関 / 遷移状態 / 配向相関 / 多次元立体効果 / 多次元配向ベクトル相関 / 反応制御 / 遷移状態探索 |
研究成果の概要 |
磁場掃引型六極不均一磁場を開発し、配向O2(|K=1, S=1, MJ=-2>分子線の発生に成功した。 配向CH(J,F1,MJ>)分子線と配向O2(|K=1, S=1, MJ=-2>分子線の反応を実現し多次元配向ベクトル相関の測定を可能にした。予備的結果としてCH回転とO2回転が垂直の組み合わせの優位性を見出した。この結果は、瞬間ベクトル射影モデルでの予想(CH とO2 の垂直な相対配向での回転運動が反応座標に相当し、反応性が高い)を支持すると期待される。このように、本研究によって、多次元配向ベクトル相関が、反応選択性と遷移状態探索への有効な手法であることを明らかにできた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
燃焼反応は、実生活で最もなじみ深く重要な反応である。この化学反応を理解・制御するには、遷移状態の実験的・理論的理解が不可欠となる。 本研究は、遷移状態を探索する新しい実験法として多次元配向ベクトル相関法を提案・実現し、その有効性と瞬間ベクトル射影モデル理論の検証を行った。
|