研究課題/領域番号 |
16KT0070
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
構成的システム生物学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 求 京都大学, 高等研究院, 特任教授 (00706814)
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研究分担者 |
鈴木 量 京都大学, 高等研究院, 特定助教 (10768071)
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研究協力者 |
佐野 雅己
上野 直人
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2018年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2017年度: 5,720千円 (直接経費: 4,400千円、間接経費: 1,320千円)
2016年度: 7,020千円 (直接経費: 5,400千円、間接経費: 1,620千円)
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キーワード | 細胞集団運動 / 力場計測 / 対称性の破れ / 中胚葉組織 / 非平衡緩和過程 / 細胞骨格 |
研究成果の概要 |
本研究では、胚原腸形成後に脊索原基の頭尾方向への伸長を統べる力学原理の統合的理解を目指した。具体的には、硬さを自在に制御可能な基板材料にアフリカツメガエル中胚葉エクスプラントを安定に定着させる技術を確立することと並行して、自発運動する細胞・細胞塊の生み出す局所的な力場を可視化する牽引力顕微鏡の解析プラットフォームを確立した。エクスプラントを体軸に垂直・平行な方向へ牽引しながらその動的応答をライブ観測できる装置を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的な意義として重要なものの一つに、自在に硬さを変調可能なヒドロゲル基板上にツメガエル中胚葉を安定に固定化できる技術の確立があげられる。また数理解析面からは、従来型の時間軸に対して対称な双極子とは異なり変形・運動の方向を定量化できる四極子解析プラットフォームの確立があげられる。社会的な意義としては本研究で用いた硬さを自在に制御可能なヒドロゲル基板を用いた細胞制御技術が日経産業新聞で取り上げられ(2019年5月16日)、実際に技術移転への準備が進んでいる。
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