研究課題/領域番号 |
16KT0098
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
グローバル・スタディーズ
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研究機関 | 国立民族学博物館 |
研究代表者 |
西尾 哲夫 国立民族学博物館, その他部局等, 名誉教授 (90221473)
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研究分担者 |
齋藤 剛 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (90508912)
相島 葉月 国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 准教授 (40622171)
椿原 敦子 龍谷大学, 社会学部, 准教授 (00726086)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)
2020年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2019年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
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キーワード | グローバル・コミュニケーション / 中東 / イスラーム |
研究成果の概要 |
中東地域におけるグローバル化とコミュニケーション空間の変容をケーススタディーとして、「個人」の周囲に「社会」「地域」「世界」を設定し、「個人」を包摂する価値体系としての「文化」「文明」「世界システム」を解明してきた分析モデルに代わる連環モデルを構築して、時間的にも空間的にも分野間でも複雑に連関する現代の地球社会の問題を可視化することで、人間が個として自然との相互作用の場で創出する空間、自然資源と文化資源が接続し関与する生活空間、地域性や文明的価値が関与する社会空間やグローバル地域空間の中で、グローバルデジタル環境が生む相互作用環の様相を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
公共的コミュニケーション空間において民衆文化が資源化されて公共性を獲得するプロセス、および個人が生きるローカルな生活空間とグローバルな社会空間が接合し、個々の人間の社会的動員作用として働くメカニズムを解明することで、民衆、大衆、地域住民という概念の再構築を通じて彼らがグローバル化されたコミュニケーション空間に感応している状況を解明したことは、人類の近未来に係る問題群の一つとして中東問題を設定し直し、新たな世界理解の方法を模索しつつ、地球規模の変動における中東の人間と文化に関する個別の研究を通じて人類の普遍的テーマである「多元的価値共創社会」の可能性を探ることに繋がる。
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