研究課題/領域番号 |
16KT0108
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
人工物システムの強化
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研究機関 | 中央大学 (2019) 統計数理研究所 (2016-2018) |
研究代表者 |
樋口 知之 中央大学, 理工学部, 教授 (70202273)
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研究分担者 |
中野 慎也 統計数理研究所, モデリング研究系, 准教授 (40378576)
加藤 博司 国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構, 研究開発部門, 研究開発員 (70722536)
有吉 雄哉 統計数理研究所, データ同化研究開発センター, 特任助教 (80735019)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 5,590千円 (直接経費: 4,300千円、間接経費: 1,290千円)
2018年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2017年度: 5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 逐次データ同化 / 実験計画 / ベイズ最適化 / ビッグデータ / IoT / 社会インフラ / 人工物 / データ同化 |
研究成果の概要 |
データ同化とは、複雑な現象の高精度予測のために、数値シミュレーション計算と、不完全かつ部分的情報である観測・計測データを統合することにより、シミュレーションの初期値や境界値、パラメータ等を実際の現象をなるべく再現するように定め、時にはシミュレーションモデル自体にも手を加える(リモデリング)一連の計算作業である。本研究により、人工物システムの機能実現をオンライン的にサポートする理論的枠組み、つまり統合的逐次データ同化システムの数理的基盤を確立した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
橋梁やトンネルのような人工物に多数配置されたセンサーの情報をリアルタイムで構造体シミュレータに取り入れるような、オープンな 環境下での効率的な社会インフラ整備計画に資する数理的枠組みを構築した。特に、シミュレーションモデルに内在する不確実性のモデル化と、統合するセンサーデータに含まれる信号ノイズの同定法の確立に取り組んだ。この枠組みに基づいた計算の効果的な大規模化を支援する目的のために、Pythonによるライブラリの公開と解説論文を執筆し、口頭発表を多数行うことで有効な普及活動が行えた。
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