研究課題/領域番号 |
16KT0117
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
複雑系疾病論
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
宮寺 浩子 筑波大学, 医学医療系, 助教 (40361464)
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研究協力者 |
江 年
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)
2018年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2017年度: 6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2016年度: 5,980千円 (直接経費: 4,600千円、間接経費: 1,380千円)
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キーワード | HLA / MHC / HLA(ヒト白血球抗原) / MHC(主要組織適合性抗原) / 獲得免疫 / ヒト免疫 / 自己免疫疾患 / がん抗原 |
研究成果の概要 |
HLA(human leukocyte antigens:ヒト白血球抗原)遺伝子は、さまざまな免疫系疾患の感受性遺伝子であり、自己免疫疾患、感染症、腫瘍免疫、薬剤副作用(薬疹)等と強く関連する。HLAは自己・非自己ペプチドを提示し獲得免疫応答に関わり、遺伝子多型の多くがペプチド結合溝に見られることから、HLAが提示する抗原ペプチドの同定・予測手法の確立により個々の疾患機序の解明が大きく進展し、HLA遺伝子型に基づいた個別化医療開発が進展すると期待される。そこで本研究では定量性、再現性に優れたHLAクラスII-ペプチド結合測定系の開発を行うこととした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
個人が持つHLA遺伝子型によって自己免疫疾患や感染症の罹りやすさが大きく異なることは1970年代から知られており多数の免疫学的研究が行われているが、なぜ特定のHLA遺伝子型を持つと疾患発症リスクが上昇するのか、その機序は十分に解明されていない。各HLAが提示する抗原ペプチドを明らかにできれば、それに基づいた予防、治療法開発が進展すると期待される。例えば感染症、がん等に対するワクチン設計にはHLA遺伝子型と提示ペプチドの情報が不可欠である。そこで本研究では、信頼性が高く標準化された方法でHLA提示抗原同定を網羅的に行うことを目的として手法開発を行った。
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