研究課題/領域番号 |
16KT0139
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
連携探索型数理科学
|
研究機関 | 大阪大学 (2018-2019) 京都大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
中村 直俊 大阪大学, 数理・データ科学教育研究センター, 特任准教授(常勤) (30554472)
|
研究分担者 |
中村 正裕 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 特任助教 (40634449)
|
研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | 1細胞 / 遺伝子発現のゆらぎ / 1細胞遺伝子発現解析 / ヘテロジェネイティ / 心筋分化 / 多能性幹細胞 / 力学系 / 擬似時間軸 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、幹細胞の遺伝子発現のゆらぎを1細胞レベルで記述し理解することであり、内在的ノイズ・外在的ノイズのコンセプトに基づいた数理モデル化と実際の実験データを用いる。数理モデリングに必要な数の細胞を、実行可能な研究費用で得るためには、より良い新規の装置を開発する必要が生じた。研究分担者の創意工夫により、その開発に成功し、幹細胞を用いてパイロットデータを得ることができた。研究分担者はその結果を、シンガポールで開催された国際学会でポスター発表した他、BD主催のイベントでも解析結果を口頭で発表する機会を得た。研究代表者は新規開発したLAVENDER法を論文化および公表した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
由来の同じ細胞であっても、細胞の示す実際の姿(表現型)には各細胞ごとにばらつきがあることが知られており、そのばらつきの原因や制御法を理解することは、細胞生物学として重要な研究テーマであるのみならず、細胞治療などの応用場面で細胞を有効に活用するためにも必須であるといえる。本研究では、近年開発された実験技術および研究者独自の実験技術・新規解析手法を用いて、そのばらつきの程度を可視化し、詳細に解析することに成功した。
|