研究課題/領域番号 |
16KT0154
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
紛争研究
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研究機関 | 福岡大学 (2017-2019) 九州大学 (2016) |
研究代表者 |
縄田 健悟 福岡大学, 人文学部, 准教授 (30631361)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 集団暴力 / 集団間紛争 / 暴力 / 集団 / 紛争 / 集団心理 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,暴力を生み出す“集団心理”を実証的に解明することであった。本来暴力を嫌っている人間が,ある場面で暴力を振るうようになるのは一体なぜなのだろうか。本研究が着目したのは暴力誘発装置としての集団の役割である。集団暴行,集団非行,暴動,いじめ,民族紛争とジェノサイドなど,多くの暴力行動は集団で行われる。本研究では,これらの個別テーマの研究の中で散発的に触れられてきた集団が持つ暴力性に対して,集団過程という視点からの統合的理解を試みてきた。本課題期間の中では,集団暴力と集団間紛争に関する書籍の執筆と論文執筆を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
暴力・差別・社会的分断は,現代社会において克服すべき最重要テーマの1つである。日本国内でもヘイトスピーチは広まり,外国人への差別と排外主義は大きな問題となっている。本課題は,暴力を誘発する装置としての集団という観点から,人間の暴力性を理解しようとする点で,高い学術的意義と社会的意義を有している。
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