研究課題/領域番号 |
16KT0176
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
構成的システム生物学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
矢野 十織 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10648091)
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研究分担者 |
川村 将仁 東京慈恵会医科大学, 医学部, 准教授 (10408388)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ゼブラフィッシュ / 形態 / 骨 / 器官形成 / 器官再生 / カルモジュリン / カルシウム / 器官サイズ / 鰭 / 遺伝子組換え / 再生 / システム生物学 |
研究成果の概要 |
ゼブラフィッシュの鰭(ヒレ)を対象として、器官サイズを体長に対して適切な大きさに調節する分子メカニズムの理解を目指した。器官サイズを変化させる要因の1つとして、器官再生や侵害受容など広範な生命現象に関わる「カルシウムイオン」に着目し、器官損傷の初期応答から器官形成完了期までに関与する因子群を解析した。本研究ではカルシウムチャネル変異体を作出し、カルシウムチャネルの細胞膜電位を記録する実験系を構築した。また鰭(器官)サイズを示す解剖学的指標として骨連結部と骨全長の構造・形態形成を定義し、evx1遺伝子に着目することでカルシウムイオンとの関連性を見いだすことを可能にした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
解剖学や発生学を専門とする研究代表者が、本研究をきっかけに電気生理学・薬理学研究者と分野横断的な挑戦的研究を行えた点について、特設分野として採択された本研究の今後さらなる発展を期待している。そのうえで、本研究で得られた鰭(ヒレ)の関節の構造情報と形態形成機構の一端は、「魚のヒレの関節はヒトの指の関節に似ている」と言及するために必要なはじめての論拠であり、日本から世界へ発信される基盤的情報としてインパクトのある成果と考えられる。
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