研究課題/領域番号 |
16KT0184
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
グローバル・スタディーズ
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
岡本 由美子 同志社大学, 政策学部, 教授 (00273805)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | GVC / フェアトレード / サステイナブル認証 / ジェンダー平等 / SDGs / 貧困削減 / グローバル・ガバナンス / グローバル・パートナーシップ / 国際認証制度 / well-being / 社会的インパクト評価 / ジェンダー平等化 / フードセキュリティー / 小規模農家組合 / 持続可能な開発 / ガバナンス / 生産者組織 / グローバル・バリュー・チェーン / ロックイン効果 / アフリカ / アジア / ウガンダ / ミャンマー / コーヒー産業 / 持続的な開発 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、発展途上国を対象にグローバル・バリュー・チェーン(GVC)革命の功罪を実証的に明らかにし、SDGs達成のための新たなガバナンス体制を模索することであった。 その結果、アジアに比べてアフリカ、とりわけ、一次産品を生産する小規模農家にとっては、GVC革命の罪のインパクトが大きいことが明らかとなった。かつ、自由貿易に代わるフェアトレードや有機認証といった、サステイナブル認証が途上国の貧困削減に果たす役割が大きいことが明らかとなった。さらに、同じ認証制度でもジェンダー視点をとり入れた方がより効果が高いことも明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的・社会的意義は3つある。まず一つ目は、グローバル・バリュー・チェーン(GVC)革命の負のインパクトの存在を理論的・実証的に明らかにしたことである。特にアフリカの多くの一次産品の小規模生産者にとっては、負のそれも無視できない。2つ目は、国際NGOが運営するフェアトレードを含むサステイナブル認証制度は、WTO体制を補完する新しい通商ガバナンスの一角を成しうることを実証的に明らかにしたことである。 3つ目は、2015年の9月の国連総会で全会一致で決定されたSDGs達成のためには、どの目標の達成においてもジェンダーの視点を取り入れることが重要であることを明らかにしたことである。
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