研究課題/領域番号 |
16KT0192
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 特設分野 |
研究分野 |
複雑系疾病論
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
宝田 剛志 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 研究教授 (30377428)
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研究分担者 |
小川 数馬 金沢大学, 新学術創成研究機構, 准教授 (30347471)
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研究期間 (年度) |
2016-07-19 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 体内時計 / グリア / PET/SPECT / ペリサイト / PETイメージングプローブ / イメージング / 脳神経疾患 / 発現制御 / 発生・分化 |
研究成果の概要 |
本研究では、精神疾患病態として脳血管周囲に存在するペリサイトのロスを取り上げ、その分子メカニズムを体内時計ネットワークの切り口から解析するだけでなく、疾患早期診断を指向する目的で、ペリサイトを可視化させる技術を開発することをめざした。その結果、体内時計システムは、ペリサイトでのPDGFRβの発現を調節し、脳血管透過性の調節を介して障害前のアストロサイト活性化状態を制御する可能性を見出した。また、脳血管ペリサイトのマーカーであるPDGFRβに高親和性な化合物であるIQPを母体化合物としたPET/SPECTイメージングプローブを開発することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
精神疾患の客観的な診断マーカーが存在せず、疾病発症や病態進行の予測を行うことは難しく、治療への早期介入が難しい。この点において本研究は、ペリサイトロスが可視化可能な精神疾患マーカーである可能性を見出し、そのイメージングプローブを開発した点において、社会的意義は高いと考えられる。
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