• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

科学技術における問題解決事例を基盤とした事例外挿法による教材開発とその評価

研究課題

研究課題/領域番号 17011033
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関岐阜大学

研究代表者

益子 典文  岐阜大学, 総合情報メディアセンター, 教授 (10219321)

研究分担者 川上 綾子  鳴門教育大学, 学校教育学部, 准教授 (50291498)
牛山 幸彦  新潟大学, 人文社会・教育科学系, 准教授 (20213415)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2006年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2005年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード事例外挿法 / 科学的概念 / 理科教育 / 技術科教育 / 教材開発 / デジタルコンテンツ / 技術化教育
研究概要

研究最終年度である平成18年度は,次のように研究を遂行した。
(1)中学校理科「慣性の法則」(モーションセンサのしくみ)学習コンテンツ開発
事例外挿法により,中学校理科「慣性の法則」の学習コンテンツ開発を行った。外挿事例は,ゲーム機や自家用車のエアバッグで利用されているモーションセンサ(加速時計)である。事例を提示しながら,モーションセンサがどのように動きを感じているのかを考え,最終的に慣性の法則を利用していることを理解するコンテンツである。
(2)中学校理科「物質の三態変化」(金属蒸着)学習コンテンツ開発
事例外挿法により,中学校理科「物質の三態変化」の学習コンテンツ開発を行った。外挿事例は,金属の薄膜形成技術の一つである金属蒸着である。事例を提示しながら,お菓子の袋やCDなどがどのように作られているのかを考え,最終的に金属を蒸発させて薄い膜を形成していることを理解するコンテンツである。
(3)学習コンテンツの実践・評価と事例外挿法の学習モデルの開発
昨年度実施した「相対運動」学習コンテンツによる評価と同様,慣性の法則,ならびに物質の三態変化のコンテンツについても,中学生を対象として実践を行い,コンテンツの評価を行うとともに,学習モデルを構成した。まず,コンテンツの評価から明らかになった点は,(1)分かりやすい事例が「面白い」とは限らない(静止衛星<<VTRのヘリカルスキャン),(2)知れば知るほど「もっと知りたくなる」(探究度「もっとくわしく調べてみたいなあ」は段階的に向上する,(3)外挿活動の効果としては,概念の応用性「活かされている」,必要性「私に必要」という感覚が高まる,という結果が得られ,これらの結果から,学習モデルに基づき,外挿事例をどのように選択し,教材を構成すればよいかの条件(科学的概念の応用性,学習者の身近さ)の明確化を図った。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] 事例外挿法による教材開発における事例選択基準の検討2006

    • 著者名/発表者名
      益子典文, 川上綾子, 牛山幸彦, 水野敏孝
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集 30巻

      ページ: 237-238

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 異なる事例を用いた小学校理科単元の設計と学習者の認識-日常・内挿・外挿事例による単元設計の効果-2006

    • 著者名/発表者名
      溝上正雄, 溢子典文
    • 雑誌名

      日本科学教育学会年会論文集 30巻

      ページ: 235-236

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] 中学校技術科における科学技術活動の理解を促進する教材の設計と開発-事例外挿法による中学校技術科「計測と制御」教材の開発と実践2006

    • 著者名/発表者名
      藤井務, 益子典文
    • 雑誌名

      科教研法 20巻・5号

      ページ: 1-6

    • NAID

      110004781728

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 事例外挿法による中学校技術科「計測と制御」教材の開発とその効果2006

    • 著者名/発表者名
      藤井務, 益子典文
    • 雑誌名

      岐阜大学カリキュラム開発研究 23巻・2号(印刷中)

    • NAID

      110006869214

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi