研究課題/領域番号 |
17011036
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
畑 俊明 静岡大学, 教育学部, 教授 (40005351)
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研究分担者 |
増田 好治 静岡大学, 教育学部, 名誉教授 (60021896)
須見 尚文 静岡大学, 教育学部, 教授 (20022189)
松永 泰弘 静岡大学, 教育学部, 教授 (80181741)
紅林 秀治 静岡大学, 教育学部, 助教授 (60402228)
江口 啓 静岡大学, 教育学部, 助教授 (00321521)
碇 寛 静岡大学, 教育学部, 教授 (00135229)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
2006年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2005年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | 教材研究 / ものづくり / ソフトフェライト磁石 / ハードフェライト磁石 / 磁気ライントレーサ / モータ |
研究概要 |
(1)児童生徒自身でつくる「手作りセラミックス磁石」の創造的思考力に及ぼす効果 児童は、石ころが磁化装置の中で簡単に磁化される状況に接すると、今までの磁力は絶対的なものであるという概念が一瞬にして崩壊し、磁力が付加できるものであるという概念が構築されると、磁力についての新しいイメージができあがり、磁石に異常に関心をもつようになる。 本年度は、この実践を科学の祭典静岡大会、富士サイエンスプロジェクト、日本未来館での研究成果展示会などのイベントに参加し積極的に活動した。しかし、あくまでも、授業実践が主体であるので、静岡市の長田東小学校5年生を対象に、方位磁針を作成する授業を実践し手づくり方位磁針の製作を通して、子供達の独創性を刺激した。この創造的思考力が付く過程を脳科学的解析により解明すべく、他の脳科学者との交流も深めた。 (2)児童生徒自身でつくる「手作りセラミックス磁石」利用での創造的思考力に及ぼす効果 セラミックス磁石を応用したものづくり学習法は種々考えられるが大きくは2領域に限定する。それは、電気領域でのものづくり学習と、機械領域でのものづくり学習である。電気領域を担当するのは増田好治、江口啓で、増田・江口は、セラミックス磁石を用いたモータとそれを利用した発電機を教材化し、機械領域を担当する須見、松永は、磁気ライントレース型ロボットの教材化に取り組んだ。手づくりペットボトルモータの実践は、富士サイエンスプロジェクト、科学教育学会、静岡大学共通教育で実践し、子供たちの創造性を高めることに成功した。また、磁気ライントレース型ロボットでは、児童生徒が自分自身で「手作りセラミックス磁石」を作製しこれをレールとして利用し、その磁力を感知する新しいアイデアでのロボコン製作を行う教材を開発した。これらについて、紅林は教材としての価値について総合評価を行い優れていると判定している。
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