研究課題/領域番号 |
17011070
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 東京工業高等専門学校 |
研究代表者 |
高橋 三男 東京工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (40197182)
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研究分担者 |
柚賀 正光 東京工業高等専門学校, 電子工学科, 教授 (40123997)
筒井 健太郎 (筒井 鍵太郎) 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 助教授 (60249761)
堤 博貴 東京工業高等専門学校, 機械工学科, 助手 (30300544)
川島 徳道 桐蔭横浜大学, 医用工学科, 教授 (90112888)
北折 典之 東京工業高等専門学校, 物質工学科, 教授 (50390422)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2006
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研究課題ステータス |
完了 (2006年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
2006年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2005年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | 手作り酸素センサ / 探求型教材 / 理科教育 / 酸素 / 光合成 / 呼吸 / 燃焼 / 溶存酸素 / 科学教育 / ドライアイス / ウミホタル / カイコ / 吐息 / 探求型研究 |
研究概要 |
平成18年度の本科学教育学会で依頼講演を行った。講演内容は、文部科学省研究補助金特定領域研究「新世紀型理数系教育の展開研究」の中で「論理的思考力や創造性、独創性を育むための教育内容や指導方法、教材等の研究」を統一研究課題とするA02班の研究成果を踏まえ、平成17年度中間報告会で検討された「論理的思考力と創造性・独創性を育むための教育とは」と「特定領域研究で得られる研究成果活用の方策を考える」の2大テーマについて総括した結果を報告した。さらに筆者の研究テーマである「手作り酸素センサによる自然探求型理科教育の教材開発」を通して創造性、独創性を育む教材例として紹介した。 化学実験講座(第142回)共催(国立科学博物館日本化学会関東支部)で依頼講義を行った。手作り酸素センサを使って身の回りの酸素に関わる自然現象について酸素計測を行った。手作り酸素センサは、電極として金板と鉛板を使い、電解液に重曹と洗濯のりの混合液を、酸素透過膜としてポリエチレン膜を使うことで簡単に作製した。この講座では、小学生や中学生の理科教育に利用できる実験を紹介した。吐息の酸素濃度やロウソクの炎が消えるときの酸素濃度、また、牛乳の味と溶存酸素との関係も実験した。 日本理科教育学会全国大会では、手作り酸素センサの開発と理科教育への活用として、小学校低学年を対象とした、金魚の呼吸の演示実験を行った。金魚が水溶液中で呼吸しているかどうかを調べるために、手作り酸素センサを用いて検証を行い教材としての有効性について検討を行った。 第8回化学工学会学生発表会では、「手作り酸素センサによるカイコの呼吸と体重に関する研究」では、日本種のカイコ「芙」と「蓉」、中国種のカイコ「つくば」と「ね」の品種とこの4品種交配した混合種「芙蓉つくばね」の体重と酸素消費量について実験を行った結果、混合種は、日本種の器質を受け継いだ品種であることが分かった。
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