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DNA複製と損傷をモニターする細胞周期制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 17013075
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

村上 浩士  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教授 (80262020)

研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
2005年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
キーワード遺伝学 / 遺伝子 / 癌
研究概要

申請者は最近、スピンドルチェックポイントにおいて中心的な役割を果たしている分裂酵母のMad2がDNA複製チェックポイントに関与していることを見つけた。Chk1のリン酸化を指標にするとMad2はChk1の下流もしくは、独立にCdc2の制御をしている可能性が見いだされた.現在、さらにMad2の制御機構について解析中である.
また、RNAスプライシング変異による細胞周期停止に必須な因子として単離したカゼインキナーゼ2(CK2)の変異株は、微小管変異によるmetaphaseからanaphaseへの遅延があまりみられないというスピンドルチェックポイント異常を示した。また、CK2のサブユニットをコードする遺伝子の変異株はスピンドルの形成を阻害する薬剤に対して感受性を示した.このことより、CK2はスピンドルチェックポイントに関与している可能性があるので、その制御機構について現在、さらに解析中である.
フォークヘッド型転写因子は高等動物ではすでに50以上存在することが知られ、発生、分化や癌化などに関与しているといわれている.分裂酵母には4つフォークヘッド型転写因子が存在し、その中のFkh2とfhl1が接合に関与していることを見いだした.fhk2破壊株やfkh2 fhl1破壊株では接合に必須の転写因子ste11の発現が低下していた。fkh2破壊株やfkh2 fhl1破壊株でste11を過剰発現すると接合が回復したので、これらの変異株での接合率低下はste11の発現低下によると考えられる.現在、fkh2やfhl1の作用機構を解析中である。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Regulation of Cdc2p and Cdc13p is required for cell cycle arrest induced by defective RNA splicing in fission yeast.2005

    • 著者名/発表者名
      M.Shimada, C.Namikawa-Yamada, M.Nakanishi, H.Murakami
    • 雑誌名

      J Biol Chem 208

      ページ: 32640-32648

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] A checkpoint control linking meiotic S phase and recombination initiation in fission yeast.2005

    • 著者名/発表者名
      Y.Tonami, H.Murakami^* K.Shirahige, M.Nakanishi
    • 雑誌名

      Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 102

      ページ: 5797-5801

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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