研究課題/領域番号 |
17014018
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 神戸大学 (2007-2009) 東京大学 (2005-2006) |
研究代表者 |
竹縄 忠臣 神戸大学, 大学院・医学研究科, 特命教授 (40101315)
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研究分担者 |
末次 志郎 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 講師 (70345031)
伊集院 壮 神戸大学, 大学院・医学研究科, 助教 (00361626)
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連携研究者 |
伊集院 壮 神戸大学, 大学院・医学研究科, 助教 (00361626)
山崎 大輔 神戸大学, 大学院・医学研究科, 助教 (50422415)
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研究期間 (年度) |
2005 – 2009
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研究課題ステータス |
完了 (2009年度)
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配分額 *注記 |
203,100千円 (直接経費: 203,100千円)
2009年度: 50,000千円 (直接経費: 50,000千円)
2008年度: 50,000千円 (直接経費: 50,000千円)
2007年度: 34,500千円 (直接経費: 34,500千円)
2006年度: 34,500千円 (直接経費: 34,500千円)
2005年度: 34,100千円 (直接経費: 34,100千円)
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キーワード | 癌 / 細胞運動 / シグナル伝達 / 葉状仮足 / 上皮系がん / EMT / WAVE2 / WAVE3 / 細胞間接着 / 間葉系細胞 / アメーバ様細胞 / Rac / がん浸潤 / 細胞.組織 / 脂質 / 蛋白質 / 浸潤 / 転移 / N-WASP / FISH / アクチン重合 / 浸潤斑 / アクチン骨格 |
研究概要 |
アクチン重合を促進するWASP/WAVEが細胞先端部で活性化され、アクチン線維を構築して、葉状仮足形成を起こし駆動力を発生し、がん細胞の浸潤、転移を行なっている事を明らかにした。更に3次元培養において、細長い間葉系形態を示す細胞は突起を形成して動き、突起形成にはRac-WAVE系が必須であった。しかし、丸いアメーバ状の細胞は突起形成をせず、膜ブレビングを起こして運動を行なった。この形態の運動にはWAVEは関与せず、Rho-actomyosin系で運動していた。 Ferはtyrosine kinase活性を有するoncogeneである。FerにはF-Bar, FXドメインという脂質結合、膜変形活性ドメインとtyrosine kinase ドメインが存在する。FXドメイン単独でphosphatidic acid (PA)に強く結合し、この結合によってtyrosine kinase 活性が促進されその基質であるCortactinやRacGEFであるVAV2のリン酸化を促進した。その結果、葉状仮足形成を促進し、浸潤能を更新すると考えた。
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