研究課題/領域番号 |
17014059
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
関口 清俊 大阪大学, 蛋白質研究所, 教授 (50187845)
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研究分担者 |
山田 雅司 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (90304055)
二木 杉子 大阪大学, 蛋白質研究所, 助手 (00403014)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2005年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
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キーワード | 細胞外マトリックス / 腫瘍 / 間質反応 / フィブトネクチン / ラミニン / 血管新生 / 浸潤 / 転移 |
研究概要 |
"EDB+フィブロネクチンが腫瘍血管新生を促進し、腫瘍の増殖に有利な環境を構築する"という作業仮説を立て、我々が作製したEDエクソン欠失マウス(EDB-KOマウス)を利用して、その検証を行った。具体的には、1)azoxymethaneを用いる大腸癌発癌実験、2)癌遺伝子導入により悪性化させたEDB-KOマウス由来線維芽細胞の造腫瘍実験を行った。1)の大腸癌発癌実験では引き続きazoxymethaneの投与量および投与間隔および回数の検討を行い、10mg/kg/weekで6回腹腔投与する方法が急性毒性も少なく、野生型マウスで特約4ヶ月後に全例で大腸癌が発生することを確認した。EDB-KOマウスに対して同じ条件でazoxymethaneを投与したところ、やはり全例で大腸癌が発症し、野生型マウスとの間で差は認められなかった。一方、2)の実験では、EDB-KOマウス胎児より分離した線維芽細胞(KO-MEF)や野生型マウス胎児より分離した線維芽細胞(WT-MEF)よりも有意に増準が遅延していることを確認した。また、KO-MEFをパピローマウイルスE6/E7遺伝子で不死化後、活性型がん遺伝子H-ras(Val12)で安定にトランスフォームした細胞株(KO-tMEF)の作製に成功し、これらが軟寒天中での増殖能を持つことを確認した。これらの細胞株は、EDB+フィブロネクチンが本当に腫瘍の増殖に有利な環境を構築するかどうかを検証する上で、有用な実験系を提供するものである。
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