研究課題/領域番号 |
17015007
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
朝長 毅 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (80227644)
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研究分担者 |
島田 英昭 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (20292691)
野村 文夫 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80164739)
小寺 義男 北里大学, 理学部, 講師 (60265733)
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研究期間 (年度) |
2005
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研究課題ステータス |
完了 (2005年度)
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配分額 *注記 |
8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
2005年度: 8,200千円 (直接経費: 8,200千円)
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キーワード | プロテオーム / 消化器癌 / 早期診断 / 腫瘍マーカー / プロテインチップシステム / ペプチド |
研究概要 |
本研究では、種々の消化器癌患者の臨床検体および手術標本から抽出したタンパク質を用い、下記に示すプロテオーム解析技術を駆使して、癌の早期診断や再発の予測に有用な新しい腫瘍マーカーとなるペプチドを同定することを目的とした。 (1)プロテインチップシステムによる消化器癌の新たな診断マーカーの開発 種々の消化器癌症例の術前および術後経時的に採取した、血清、尿などの臨床検体を凍結保存し、これらの検体を、プロテインチップシステムを用いて解析した。術前術後ならびに正常群と患者群で発現量の変化の見られるペプチドを探索した結果、これまでに、食道癌、胃癌、肝臓癌、膵臓癌の血清中に腫瘍マーカー候補となりうるペプチドを多数見出した。それらのペプチドについて、精製、同定を行い、特許出願、学会発表を行った。 さらに、癌特異的に変化するいくつかのペプチドピークを組み合わせて統計解析することにより、癌の早期診断に役立てる試みも行った。その手法を用いて、早期発見が非常に難しい低分化型胃癌(スキルス胃癌)の患者血清中で、癌特異的に変化するいくつかのペプチドピークを統計解析し、低分化型胃癌を感度特異度ほぼ100%の精度で診断できることを見出した。 (2)独自のペプチド抽出技術を用いた血中腫瘍マーカー候補ペプチドの探索 血中にはアルブミンやグロブリンなどの高分子量キャリアタンパク質が大部分を占めるために、量の少ない低分子量ペプチドの検出が困難であった。そこで、これらのタンパク質を効率よく除去する方法を確立し、この方法を大腸癌患者血清中のペプチド抽出に応用し、癌患者特異的に変化するペプチドを10種類、同定した。
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