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血清を用いた胃がん、胆道がんのコホート内症例対照研究

研究課題

研究課題/領域番号 17015043
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関愛知医科大学

研究代表者

菊地 正悟  愛知医科大学, 医学部, 教授 (40224901)

研究分担者 柳生 聖子  愛知医科大学, 医学部, 助手 (50268017)
小幡 由紀  愛知医科大学, 医学部, 助手 (70340304)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
2005年度: 6,500千円 (直接経費: 6,500千円)
キーワードCRP / vascular endothelial growth factor / 胃癌 / コホート研究 / Helicobacter pylori / conditional logistic regression / 喫煙、飲酒 / 血清
研究概要

1988-90年に40-79歳の39,242人から質問票による生活習慣のデータと血清の提供を受けた。その後、1997年末までこの対象について胃癌罹患を追跡した。胃癌罹患例のうち、血清が測定可能であった83例(症例)と、症例1例に対して2例を性、年齢、地区をマッチさせて選び(153例)対照とした。これらの血清の高感度CRP、VEGF (vascular- endothelial growth factor)、VEGF-R2(同receptor2)を測定した。各マーカーは対照の四分位で4つのグループに分け、conditional logistic regressionにより、第1(最小の)四分位を基準とした、他の3グループのリスクを計算した。性、年齢、居住地区を対応させ、血清抗体で判定したHelicobacter pylori感染の有無を調整したOR1、OR1に加えて喫煙、飲酒習慣でも調整したOR2を計算した。そして、各グループのオッズ比の間に量反応関係が認められるか検定した。
CRPは、第2、第3、第4四分位のOR1(95%信頼区間、以下同じ)がそれぞれ、2.1(0.9-5.2)、3.0(1.2-7.8)、2.6(1.0-6.7)で、傾向性のpは0.05、OR2では、2.10(0.8-5.4)、2.9(1.0-7.9)、2.3(0.9-6.4)で、傾向性のpは、0.13であった。VEGFでは、OR1、OR2とも、それぞれ0.5(0.2-1.1)、0.3(0.1-0.7)、0.4(0.2-0.9)で、傾向性のpは0.01であった。VEGFR-2は有意な関連を示さなかった。
CRPは、胃癌リスクと正の関連を示したが、喫煙、飲酒習慣で補整すると関連は消失した。VEGFは、胃癌リスクと負の関連を示した。
胆道癌について同様の分析をしたが、3つのマーカーとも関連を示さなかった。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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