研究課題
特定領域研究
播種性や転移性など「目に見えないがん」に対する遺伝子治療をめざし、細胞特異性と高い発現効率を有した「単一型特異的高度発現アデノウイルスベクタ」の開発を行った。特異性の付加には癌細胞特異的プロモーターを用いたが、低い転写活性しか示さない細胞特異的プロモーターから高い組換え効率を示すCreを発現するイッチユニットとCre依存的に強力なプロモーターから目的遺伝子を発現する標的ユニットを同一ベクター上に挿入した、「スタッファー除去型」と新規の「切り出し発現型」ベクターの作製法を確立した。その過程で、ベクター作製中にCreがリーク発現し目的ベクターの生成に影響を与えることが判明したため、Creに対するドミナントネガティブ及びshRNAの同定を行い、高純度ベクターの生成に成功した。本研究で確立したベクターは、がん細胞でのみ高い発現効率を示していたため、播種性のがんに対する治療効果を検討するためのモデルマウスの確立も行った。更に本研究の過程で見いだされたCreあるいはFLPの遺伝子置換反応についても解析を加え、同時期に複数のベクター作製を可能にする新規のベクター作製法の確立にも成功した。
すべて 2009 2008 2007 2006 2005 その他
すべて 雑誌論文 (26件) (うち査読あり 5件) 学会発表 (33件) 図書 (2件) 備考 (6件)
Biochem Biophys Res Commun. 390
ページ: 636-641
J. Molec. Biol. 390
ページ: 221-230
J.Molec.Biol. 390
Proc Natl Acad Sci U S A. 104
ページ: 18199-204
Hum Gene Ther. 18
ページ: 925-36
ページ: 130-141
Proc Nati Acad Sci USA 104
Hum Gene Ther 18
ページ: 130-41
Cell 129
ページ: 1377-88
Carcinogenesis. 27
ページ: 2497-2510
DNA Research. 13
ページ: 155-167
Microbiol Immunol. 50
ページ: 831-843
10020555092
ページ: 643-654
ページ: 559-570
Microbiol Immunol. 49
10016132286
Dev Growth Differ. 47
ページ: 15-24
10014431734
Int Immunol. 17
ページ: 759-768
10019358742
Nucleic Acids Res. 33
J Gene Med 7
ページ: 1148-1157
J Gene Med. 7
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/idenshi/hpmain.html
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/
http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/idenshi/hpmain.hpmain/html