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ヒト癌組織における抗原ペプチド産生能に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 17016081
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

鵜殿 平一郎  独立行政法人理化学研究所, 免疫シャペロン研究チーム, チームリーダー (50260659)

研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
2005年度: 7,800千円 (直接経費: 7,800千円)
キーワードプロテアソーム / 癌組織 / hsp90 / 抗原プロセシング
研究概要

微量のヒト癌組織からオーダーメイドにプロテアソームを分離精製する事を可能にした。
1,リコンビナント-ヒトhsp90α、の発現・精製を行った。
2,2例のヒト癌組織からのライセートの調整およびプロテアソームのin vitroアッセンブリ;大腸癌及び周囲の正常組織約0.1〜0.6cm^3から細胞ライセートを作製し、hsp90αを加えて、プロテアソームのアッセンブリを行った。
3,アッセンブリされたプロテアソームの精製系の確立;1、におけるリコンビナント蛋白は全て6xヒスチジンタグをそのN末側にもつ。Ni^<2+>アガロースでpull downし、これをnative-PAGEで分離しsuc-LLVY-amc及びboc-LRR-amcの加水分解活性を指標に活性を検出した(In-Gel hydrolysis assay)。
4,native-PAGEゲルをニトロセルロース膜に転写し、特異的抗体を用いてプロテアソームの構造解析を行った。
結果)0.1cm^3ほどのヒト癌組織又はその周囲の正常組織より酵素活性を有したプロテアソームを再構成し、分離精製できた。得られたプロテアソームはハイブリッド型とホモPA28型が主体であり、キモトリプシン様活性を有していた。しかし、トリプシン様活性は正常組織より回収したホモPA28型プロテアソームで極めて高いのに対し、癌からの活性は微弱であった。また、品質管理E3ユビキチンリガーゼと呼ばれるCHIPが両方の組織のホモPA28型プロテアソームに会合していた。20Sコアについては、正常組織ではXタイプ優位のスタンダード型が、癌組織では免疫プロテアソームのタイプが優位であった。以上より極微量(〜0.1cm^3)の凍結癌組織からhsp90αを用いてプロテアソーム再構成を促し、精製分離できることが明らかにされた。これらのプロテアソームを用いて癌ペプチド前駆体の切断実験が可能と判断された。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] Interferon regulatory factor-4 negatively regulates the production of proinflammatory cytokines by macrophages in response to LPS.2005

    • 著者名/発表者名
      Honma, K., Udono, H., Kohno, T., Yamamoto, K., Ogawa, A., Takemori, T., Kumatori, A., Suzuki, S., Matsuyama, T., Yui, K.
    • 雑誌名

      Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 102

      ページ: 16001-16006

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [産業財産権] プロテアソームの再構成方法2005

    • 発明者名
      鵜殿 平一郎 他
    • 権利者名
      独立行政法人理化学研究所
    • 産業財産権番号
      2005-263898
    • 出願年月日
      2005-09-12
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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