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生体分子のパスウェイ・ネットワークの光制御法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 17017036
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東邦大学

研究代表者

古田 寿昭  東邦大学, 理学部, 教授 (90231571)

研究分担者 渡辺 直子  東邦大学, 理学部, 助教授 (80230978)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
2005年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
キーワードアンチセンス効果 / ケージド化合物 / 遺伝子発現 / 光制御 / ペプチド核酸
研究概要

細胞現象を担う個々の分子の機能は明らかになりつつあるが,既存の研究手法の組み合わせだけでは,生命の全体像を捉えることは難しい。生命をシステムとして理解することを可能にする新しい方法論の開発が急務である。例えば,複数の分子が協同してはたらくネットワークを分解して,再構成して理解する学際的な研究手法が必要である。これを可能にする要素技術を確立するため,ケージド化合物の化学を活用して,時期および細胞(組織)特異的に細胞現象を制御する技術の開発を目指して研究を行った。ペプチド核酸(PNA)は,DNAの糖-リン酸骨格を(2-アミノエチル)グリシンに置換した核酸類似体である。PNAは,DNAやRNAとの相補鎖形成において高い親和性と特異性を持ち,アンチセンス試薬として適している。また,細胞核内に侵入してターゲットのdsDNAと結合し,転写を抑制することも報告されている。そこで,生きた細胞内で遺伝子発現を光制御することを目指し,PNAの核酸塩基部分に光分解性保護基を導入したcaged PNAを合成し,そのアンチセンス効果を光制御する可能性を検討した。まず,光分解性保護基であるBmcmoc基をシトシンに導入してケージドPNAモノマー(C^<Bmcmoc>)とし,16-merのcaged PNA(H_2N-TTCTCTTC^<Bmcmoc>CTTCTCT-Gly-COOH)を合成した。合成したcaged PNAとDNAとの親和性を,3本鎖形成に伴うゲルシフトとTm値の測定で評価した。その結果,1個のBmcmoc基の導入でTm値は10℃低下し,3本鎖形成も阻害されることがわかった。また,PNAによるPCR clampingもBmcmoc基の導入によって阻害され,caged PNAが存在してもテンプレートDNAの増幅はほとんど影響されなかった。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2005 2004

すべて 雑誌論文 (2件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Real-time analysis of the role of Ca(2+) in flagellar movement and motility in single sea urchin sperm.2005

    • 著者名/発表者名
      C.D.Wood et al.
    • 雑誌名

      J.Cell Biol. 169

      ページ: 725-731

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Lhx2 mediates the activity of Six3 in zebrafish forebrain growth2004

    • 著者名/発表者名
      H.Ando et al.
    • 雑誌名

      Dev.Biol. 287

      ページ: 456-468

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [図書] Dynamic Studies in Biology2005

    • 著者名/発表者名
      T.Furuta(in part)
    • 総ページ数
      557
    • 出版者
      Wiley-VCH
    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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