脳の比較トランスクリプトーム解析

• 研究課題/領域番号: 17018015
• 研究種目: 特定領域研究
• 配分区分: 補助金
• 審査区分: 生物系
• 研究機関: 新潟大学
• 研究代表者: 那波 宏之 新潟大学, 脳研究所, 教授 (50183083)
• 研究分担者: 柿田 明美 新潟大学, 脳研究所, 准教授 (80281012)
• 研究期間 (年度): 2005 – 2009
• 研究課題ステータス: 完了 (2009年度)
• 配分額: 44,800千円 (直接経費: 44,800千円); 2009年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円); 2008年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円); 2007年度: 11,200千円 (直接経費: 11,200千円); 2006年度: 10,500千円 (直接経費: 10,500千円); 2005年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
• キーワード: 霊長類 / 進化 / ジンクフィンガー / 脳 / DNAマイクロアレイ / ゲノム配列 / 脳進化 / トランスクリプトーム / 脳神経 / 遺伝子 / DNAアレイ

研究概要

DNAマイクロアレイを使って各種霊長類の脳トランスクリプトームの解析を実施した。ヒト19q13.43領域には霊長類特異的ジンクフィンガー遺伝子が多く存在するが、この領域の脳トランスクリプトームは種間で発現量・配列に大きな偏差があった。アフリカミドリザルやマーモセットで配列解析したところ、当該ゲノム領域は霊長類になってから高速進化したことが判明した。従って本ゲノム領域は、霊長類の進化を考える上で重要であると考察された。

研究成果

• [雑誌論文] Molecular characterization and genedisruption of a novel zinc-finger protein,HIT-4, expressed in rodent brain. (2010)
  • 著者名/発表者名: Tanabe, Y., Hirano, A., Iwasato, T., Itohara S., Araki, A., Yamaguchi, T., Ichikawa, T., Kumanishi T., Aizawa, Y., Takahashi, H., Kakita, A., Nawa, H.
  • 雑誌名: J. Neurochemistry 112 ページ: 1035-1044
  • 査読あり
• [雑誌論文] Molecular characterization and gene disruption of a novel zinc-finger protein, HIT-4, expressed in rodent brain. (2010)
  • 著者名/発表者名: Tanebe Y., 他11名
  • 雑誌名: Journal of Neurochemistry 112 ページ: 1035-1044
  • 査読あり
• [雑誌論文] ヒトの脳機能進化;ゲノム科学と発達脳科学の視点から (2007)
  • 著者名/発表者名: 那波宏之
  • 雑誌名: 人工知能学会誌 Vol22 ページ: 49-53
  • 査読あり
• [雑誌論文] ヒトの脳機能進化;ゲノム科学と発達脳科学の視点から (2007)
  • 著者名/発表者名: 那波宏之
  • 雑誌名: 人工知能学会誌 22 ページ: 49-53
• [学会発表] Molecular and behavioral analyses of a non-human primate model for schizophrenia (2008)
  • 著者名/発表者名: Nawa, H.
  • 学会等名: 第31回日本分子生物学会+第81回日本生化学会合同年会
  • 発表場所: 神戸