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ゲノムデータベースの法的育護のあり方

研究課題

研究課題/領域番号 17019019
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関政策研究大学院大学

研究代表者

隅藏 康一  政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (80302793)

研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2005年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードゲノム / データベース / 権利 / 法制度 / 研究インフラ / 知的財産権 / 知財学 / 科学技術政策
研究概要

データベースの保護は著作権法に盛り込まれているが、著作権法で保護されるのはデータの選択と配置に特徴のあるデータベースのみであり、事実データを集積したデータベースは対象となっていない。したがって、ゲノムデータベースなどの、科学研究により得られたデータを収録したデータベースに対しては、著作権法とは別の保護体系が必要である。日本においては、これに関する科学者側の議論はあまり進んでない。しかし、「知的財産推進計画」には、データベース権の導入につき今後検討する旨が書かれており、検討課題の一つとなっていることも事実である。なし崩し的にデータベース権が導入される前に、「研究活動においてデータベースがどのように利用されているのか」「データベースにどのような法的保護が与えられれば、研究の推進に資するのか」ということについて、データベース権が導入されている欧州の現状、ならびに我が国の科学者の考え方を調査し、データベース権の導入の是非について科学研究の実態に即した提言を行う必要がある。
本研究では、ゲノム分野におけるデータベースの構築・利用の現状を知ることと、日本においてデータベースの保護法制が必要であるのか否かを検討する材料を得ることを目的として、データベースに関するアンケートを作成した。ゲノム4領域の班会議(2005年9月、富山)において、アンケート調査を実施した。アンケートには、138名の方々がご回答くださった。これにより、「データベースの利用」「データ登録」「データベース構築」の各段階についての現状が明らかになった。また、この分野の研究者が、データベース保護法制の構築が研究にどのようなインパクトをもたらすと考えているのか、ということについても知ることができた。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] The patentability of medicinal inventions related to personalized medicine in Japan2005

    • 著者名/発表者名
      Itsuki Shimbo, Andrew Cobden, Koichi Sumikura
    • 雑誌名

      Nature Biotechnology 23

      ページ: 1367-1369

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] ゲノム研究におけるデータベースの構築と利用2005

    • 著者名/発表者名
      工藤正晴, 前田知子, 隅藏康一
    • 雑誌名

      研究・技術計画学会年次学術大会要旨集 20

      ページ: 883-886

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] バイオテクノロジー分野のイノベーション促進のための知的財産政策2005

    • 著者名/発表者名
      隅藏康一
    • 雑誌名

      日本知財学会年次学術研究発表会要旨集 3

      ページ: 290-295

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 遺伝子関連発明の知的財産政策:共有化と私有化の最適バランスに向けて2005

    • 著者名/発表者名
      隅藏康一
    • 雑誌名

      医療と社会 15巻1号

      ページ: 67-82

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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