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疾患関連遺伝子SNP情報の組み合わせによる代謝疾患病態予測システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 17019070
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関国立循環器病センター(研究所)

研究代表者

森崎 隆幸  国立循環器病センター(研究所), バイオサイエンス部, 部長 (30174410)

研究分担者 森崎 裕子  国立循環器病センター(研究所), バイオサイエンス部, 室長 (40311451)
吉政 康直  国立循環器病センター(研究所), (動脈硬化代謝内科), 部長 (00252437)
宮本 恵宏  国立循環器病センター(研究所), (動脈硬化代謝内科), 医師 (10312224)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード代謝疾患 / ゲノム多型 / SNP / 統計モデル / 予測式 / 情報量基準
研究概要

本年度の研究では、代謝疾患患者につき、ゲノム多型情報と臨床データとの間の関係式の推定を試みた。まず、肥満に関するSNP遺伝子型解析結果を使って、影響を与える遺伝因子候補について統計的解析を行い、肥満の予測と制御をめざした生活習慣因子を加えた統計モデルの作成を行った。15遺伝子47SNPをモデルとして、BMI、体脂肪率、ウエストヒップ比に対し性別に、統計モデルを作成し検討した。候補説明変数として遺伝形式に相当する変数、飲酒や喫煙など生活習慣に関する変数10種、年齢や既往歴に関する変数5種を用いて検討した。また、交互作用の検出のため、選択された生活習慣変数と選択されたSNP変数との間のすべての組み合わせの積を候補変数として、再度変数選択を行った。以上の解析の結果、BMI、体脂肪率、ウエストヒップ比に対して、選択された説明変数による重回帰式(予測式)が得られた。この中で、生活習慣とSNPとの複数の交互作用項が有意水準0.05で有意であった。しかしながら、こうして得られた予測式の寄与率は、0.13〜0.39程度にしかならないことが判明し、そのまま定量的予測に利用することは出来ないと考えられた。
次に、得られた予測式に改良を加えるため、584SNPを計算対象とし、AIC(赤池情報量基準)やBIC(ベイズ型情報量基準)を基準として、BMIに関するモデル選択を実行し、BMI値に関する予測能力について検討した。まず、回帰式を決定し、これを予測式として残りのサンプルでの実測値と予測値との相関係数を計算して評価を行った。その結果、当初得られた予測式における各パラメータによる結果の寄与率に比較して、SNP変数を考慮すると予想に反して予測能力が減少する結果を得た。この結果は、関連性が偽陽性となるようなSNPが回帰式に混入しているためと考えられ、今後、方法の改良が必要であることが明らかとなった。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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