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網膜軸索路形成に及ぼすコンドロイチン硫酸の構造多様性の効果

研究課題

研究課題/領域番号 17023006
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関筑波大学

研究代表者

一條 裕之  筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 助教授 (40272190)

研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
2005年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード網膜 / 網膜視蓋投射 / 視索 / 軸索 / 軸索路形成 / コンドロイチン硫酸 / chronological sorting
研究概要

MO-225モノクローナル抗体によって認識されるコンドロイチン硫酸(CSs)は(1)網膜軸索路形成期のニワトリ胚において網膜軸索路を取り囲むneuropilに高密度で存在するとともに、(2)視索の深層で網膜軸索路を取り囲むMO-225陽性のneuropilに接して走行する網膜軸索の細胞膜外表面に提示されていた。これらの結果はMO-225によって認識される特定の構造を有するCSは網膜軸索路の境界の規定に関わるとともに、視索の内部に認められる発生段階に依存した網膜軸索の層状の走行(chronological sorting;初期に走行する軸索は視索の深層を、後期に走行する軸索は視索の浅層を走行する)に関わることを示唆した。
MO-225の認識するCSの構造を詳しく解析するために、AからEユニットをそれぞれ濃縮したCS標品の脂質誘導体(CSs-PE)を疎水的に吸着させたポリスチレンビーズ(CSビーズ)を作成した。CSビーズのフローサイトメトリーを行い、MO-225の抗原特異性を検討したところ、D,E,およびCユニットを豊富に含むCSビーズに高い親和性を示した。以上の結果はD,E,またはCユニットを含むCSsが網膜軸索路形成とchronological sortingに関わることを示唆している。
MO-225によって認識されるCSsの網膜軸索路形成における機能を調べるために、MO-225陽性CSの時間的空間的分布を胚において操作することを試みている。DユニットCSの生成に深く関わる酵素、ヒトUronyl 2 sulfotransferase(UST) cDNAを入手し、UST-IRES-GFP vectorを作成した。その他の酵素についても同様のvectorを作成中である。現在、ニワトリ胚へ電気穿孔法によって導入を行いつつある。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Restricted Distribution of D-Unit-Rich Chondroitin Sulfate Carbohydrate Chains in the Neuropil Encircling the Optic Tract and on a Subset of Retinal Axons in Chick Embryos2006

    • 著者名/発表者名
      Hiroyuki Ichijo
    • 雑誌名

      The Journal of Comparative Neurology 495・4

      ページ: 470-479

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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