• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

BMPアンタゴニストTsukushiの網膜神経幹細胞における役割

研究課題

研究課題/領域番号 17024048
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関熊本大学

研究代表者

太田 訓正  熊本大学, 大学院医学薬学研究部, 助教授 (90244128)

研究分担者 田中 英明  熊本大学, 大学院医学薬学研究部, 教授 (90106906)
栗山 正  熊本大学, 大学院医学薬学研究部, 助手 (30398226)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
2005年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
キーワード発生・分化 / 細胞・組織 / 発生医学
研究概要

本研究では、私達が単離した新規BMPアンタゴニストTsukushi遺伝子の網膜神経幹細胞における細胞増殖・分化機構の解明を目的とし、マウス網膜神経幹細胞を単離し培養する系を主に用いてBMP-Tsukushiシグナルの幹細胞における役割を検討した。
生後2-3ヶ月の野生型またはTsukushi欠損マウスから毛様体を剥離し、ニューロスフィアの培養系を確立した。眼1個あたりのニューロスフィアの数を数えたところ、Tsukushi欠損マウスでは野生型に比べてその数が30%ほど多かった。次に、ニューロスフィアの直径を測定し、比較した。30μm以上の直径を持つニューロスフィアの割合は野生型では5%であったが、Tsukushi欠損マウスでは20%に増加していた。さらに、1次ニューロスフィアをトリプシン処理して細胞をバラバラにした後、2次ニューロスフィアを形成させたところ、Tsukushi欠損マウスでは野生型に比べてその形成率がほぼ2倍になっていた。以上の結果かも、ニューロスフィアにおいて、Tsukushiは細胞の増殖を抑え、維持する機能を持つと考えられる。
今後は、Tsukushiの細胞分化への影響を調べるために、各々のニューロスフィアをラミニンコートしたプレート上で、網膜幹細胞の分化を誘導する条件で培養し、様々な細胞マーカーで染色して細胞分化への影響を調べる予定である。さらに、Tsukushiがどのような分子と相互作用を行い、細胞増殖を制御するニッチ分子として機能するのか追求していきたい。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Tsukushi controls ectodermai patterning and neural crest specification in Xenopus by direct regulation of BMP4 and x-delta-1 activity.2006

    • 著者名/発表者名
      Kuriyama Sei
    • 雑誌名

      Development 133

      ページ: 75-88

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi