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細胞間シグナルによる中枢神経系ニューロン・グリア突起の分岐パターン制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 17024062
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関独立行政法人理化学研究所

研究代表者

見学 美根子  独立行政法人理化学研究所, 神経細胞極性研究チーム, チームリーダー (10303801)

研究分担者 佐々木 信成  独立行政法人理化学研究所, 神経細胞極性研究チーム, 研究員 (40415170)
金 清華  独立行政法人理化学研究所, 神経細胞極性研究チーム, 研究員 (50415189)
永樂 元次  独立行政法人理化学研究所, 神経細胞極性研究チーム, 研究員 (40415097)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードDNER / 樹状突起 / プルキンエ細胞 / 顆粒細胞 / 細胞間シグナル
研究概要

本研究では、中枢神経系回路網で相互作用するニューロンとグリアが、細胞間シグナルを介して突起パターンを獲得する機構の解明を目指した。主な足がかりとして、中枢神経系ニューロンの樹状突起に特異的に発現するNotchリガンドであるDNERの機能解析を行った。回路形成期に隣接する樹状突起間の相互作用でDNER-Notchシグナルが活性化し、樹状突起分岐パターンが調節される可能性を検証するため、DNER欠損動物の大脳皮質ニューロン樹状突起パターンをin vivo, in vitroで定量的に比較解析した。その結果、DNER欠損動物で樹状突起の分岐が増加することが明らかになった。
また樹状突起分岐パターン決定の細胞・分子ダイナミクスを明らかにすることを目指し、小脳顆粒細胞とプルキンエ細胞を用いて以下の解析を行った。
1.小脳顆粒細胞は生後細胞移動し、その最後の相の先導突起は樹状突起に分化することが我々の研究で明らかになっている。そこでin vivo電気穿孔法で移動中の顆粒細胞を蛍光標識し、スライス培養下で細胞移動と樹状突起分化のダイナミクスをタイムラプス共焦点顕微鏡を用いて観察する系を確立した。さらに、神経細胞移動を制御すると報告のあるCdk5の活性を抑制すると、先導突起形態に著しい異常をきたすことを明らかにした。
2.プルキンエ細胞が小脳皮質で扇状に樹状突起を展開する分子機構を解析するため、アデノ随伴ウイルスベクターを用いて蛍光標識し、個々の細胞形態を可視化し、立体構造を解析する系を確立した。樹状突起の発達過程を追跡した結果、突起の平板性は一次樹状突起が決定し、分岐を開始する直後に獲得されることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Impaired cerebellar functions in mutant mice lacking DNER2006

    • 著者名/発表者名
      Tohgo, Akira
    • 雑誌名

      Molecular and Cellular Neuroscience 31(1)

      ページ: 326-333

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] DNER acts as a neuron-specific Notch ligand during Bergmann glial development2005

    • 著者名/発表者名
      Eiraku, Mototsugu
    • 雑誌名

      Nature Neuroscience 8(7)

      ページ: 873-880

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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