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24-ハイドロキシコレステロール結合蛋白質のアルツハイマー病における意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 17025012
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

新井 洋由  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 教授 (40167987)

研究分担者 井上 貴雄  東京大学, 大学院・薬学系研究科, 助手 (50361605)
研究期間 (年度) 2005
研究課題ステータス 完了 (2005年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2005年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードコレステロール / アルツハイマー / オキシステロール / 脂質結合蛋白質 / 脳
研究概要

本研究の目的は、アルツハイマー病との関連性が示唆されている脳特異的コレステロール代謝産物24-ハイドロキシコレステロール(24-HC;オキシステロールの一種)の作用機構に関して、申請者が独自に見出した24-HC結合蛋白質をターゲットとして、その生理的あるいは病理的機能を明らかにすることである。本年度は、24-HC結合蛋白質ならびに24-HC結合蛋白質と高い相同性を有するOSBPに関して、発現抑制系(動物細胞)ならびに欠損変異体(線虫)を確立し、以下の点を明らかにした。
・オキシステロール結合蛋白質がある特定のSNARE蛋白質(v-SNARE)の機能に必須であり、ゴルジ体膜上において膜融合に関与すること、また、ゴルジ体膜上に存在する相互作用分子を同定し、膜融合の制御機構を明らかにした。さらに、オキシステロールがこの機構において抑制的に作用することを見出した。
・線虫をモデルとしたゲノムワイドな発現抑制(feeding RNAi)を行い、オキシステロール結合蛋白質の欠損変異体の表現型を増強させるエンハンサー遺伝子の同定を試みた。現在までに全ゲノムの約1/4の遺伝子についてスクリーニングを終了し、エンハンサー遺伝子を複数同定した。さらに、同定したエンハンサー遺伝子の関連分子に焦点を絞り、スクリーニングを行った結果、ある現象に関わる一連の分子群がオキシステロール結合蛋白質と遺伝学的相互作用を示すことが分かった。
・オキシステロール結合蛋白質の特異的抗体を作製し、組織染色を行った。この結果、オキシステロール結合蛋白質は、アルツハイマー患者の脳において大型錐体神経細胞や反応性アストロサイトに特に強く発現していることが明らかになった。

報告書

(1件)
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Inhibition of cholesterol biosynthesis by 25-hydroxycholesterol is independent of OSBP2005

    • 著者名/発表者名
      Taki Nishimura
    • 雑誌名

      Genes to Cells 10

      ページ: 793-801

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] Cholesterol homeostasis and atheroscleosis2005

    • 著者名/発表者名
      Takao Inoue
    • 雑誌名

      Endocrinology & Diabetology 21

      ページ: 410-416

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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