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リボソーム生合成ファクトリー-rRNA合成からリボソームサブユニット形成まで-

研究課題

研究課題/領域番号 17026029
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関広島大学

研究代表者

水田 啓子  広島大学, 大学院生物圏科学研究科, 教授 (40166012)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワードリボソーム生合成 / 酵母温度感受性変異株 / リボソームサブユニットアセンブリ / RRP14 / RRS1 / EBP2 / リボソーム蛋白質 / rRNA / REX1 / 5S rRNA
研究概要

リボソーム生合成はおもに核小体で行われ、rRNAを中心としたネットワークにより、膨大な数の構成成分と調節因子が時空間的に相互作用して超高分子リボソームを作り出している。rRNAの転写、修飾およびプロセシング、蛋白質とのアセンブリ、核小体から核質、さらに細胞質への輸送という複雑な過程を経る。本研究では、rRNA前駆体のプロセシングとリボソームサブユニットアセンブリに関与する調節因子、特にEbp2PとRrs1Pについて詳細に解析し、それら因子を介した、rRNAの転写、rRNAのプロセシング、サブユニットの核外輸送など、各反応過程間の連携について解析している。今年度の成果は以下の通りである。
Ebp2をベイトとしたtwo-hybridスクリーニングによりRRP14を取得した。Rrp14は、ヒトから酵母まで高度に保存されたSURF-6ドメインをもっており、ヒトと酵母では、約40%の相同性をもつ。これらのタンパク質は、核小体に局在することが報告されているが、その機能は不明である。そこで、Rrp14がリボソーム生合成に機能をもつかどうかを調べた。ゲノム上のRRP14が破壊され、pRS314-GAL1-MYC-RRP14に依存して生育する株を構築した。この株をガラクトース培地からグルコース培地にシフトすることにより、RRP14の転写を抑え、Rrp14を枯渇させた。Rrp14枯渇により、60Sリボソームサブユニットアセンブリに欠損が生じ、また25S rRNAの成熟が遅延することを見出した。Rrp14は、60SサブユニットのアセンブリおよびrRNA前駆体のプロセシングに必要であることを示した(論文投稿中)。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Synergistic defect in 60S ribosomal subunit assembly caused by a mutation of Rrs1p, a ribosomal protein L11-binding protein, and 3'-extension of 5S rRNA in Saccharomyces cerevislae2005

    • 著者名/発表者名
      Nariai, Masanobu
    • 雑誌名

      Nucleic Acids Research 33・14

      ページ: 4553-4562

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] 翻訳装置の組立てと調節蛋白質2005

    • 著者名/発表者名
      水田 啓子
    • 雑誌名

      化学と生物 43・7

      ページ: 454-460

    • NAID

      10019044570

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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