• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

RNAの異常をモニターする細胞周期制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 17026032
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

村上 浩士  名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教授 (80262020)

研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2006年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
2005年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
キーワード遺伝学 / 遺伝子 / 癌 / RNA / 転写後調節 / Cdc2 / スプライシング / サイクル / カゼインキナーゼ / Wee1
研究概要

多くの生物でRNAスプライシングに異常が生じると細胞周期のG2期に停止することが知られている。さらに、イントロンを分解する酵素が失活した場合もG2期からM期への進行に大きな障害が生じることも明らかにされている。しかし、どのような機構で細胞周期が停止しているのか明らかにされていなかった。そこで、分裂酵母を用い、RNAスプライシング変異株において細胞周期が停止しない変異株をスクリーニングし、数種類の変異株を得た。その原因遺伝子を同定したところ、カゼインキナーゼ2,wee1とrad24であった。BタイプサイクリンであるCdc13を過剰発現させても細胞周期を進行させることができた。すなわち、RNAスプライシングに異常が生じてもCdc2キナーゼが活性化されればG2期停止を解除させることができた。しかし、既知のDNA損傷のチェックポイント機能が失われてもRNAスプライシング変異株の細胞周期は停止したままであった。これはRNA転写後調節と細胞周期の連携が新しいチェックポイント機構により制御されている重要な手がかりであると考えられる。また、スプライシング異常によりCdc13タンパク質の量が低下していたことから、Cdc13タンパク質の量の調節がこの細胞周期制御機構の重要な制御機構になっていると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2005

すべて 雑誌論文 (2件)

  • [雑誌論文] Regulation of Cdc2p and Cdc13p is required for cell cycle arrest induced by defective RNA splicing in fission yeast.2005

    • 著者名/発表者名
      M.Shimad C.Namikawa-Yamada, M.Nakanishi, H.Murakami
    • 雑誌名

      J Biol Chem 208

      ページ: 32640-326415

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] A checkpoint control linking meiotic S phase and recombination initiation in fission yeast.2005

    • 著者名/発表者名
      Y.Tonami, H.Murakami^* K.Shirahige, M.Nakanishi
    • 雑誌名

      Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 102

      ページ: 5797-5801

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

URL: 

公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi