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セミインタクト細胞系を用いたアグリソーム形成機構の可視化解析

研究課題

研究課題/領域番号 17028009
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関東京大学

研究代表者

加納 ふみ  東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (10361594)

研究分担者 村田 昌之  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (50212254)
研究期間 (年度) 2005 – 2006
研究課題ステータス 完了 (2006年度)
配分額 *注記
6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2006年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2005年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワード細胞ストレス / 小胞体 / 小胞輸送 / 可視化 / セミインタクト細胞 / 小胞体関連分解 / プロテアソーム
研究概要

細胞内コレステロール排出活性を持つABCタンパク質ABCA1の一アミノ酸置換変異体ABCA1-QRは通常は小胞体に留まったままだが、小胞体ストレスに敏感に反応して小胞体を離脱し形質膜へと輸送されることを見出した。実際、ABCA1-QR-GFPを恒常的に発現しているstable transfectant(HEK-QR)に小胞体ストレス(DTT処理又はタプシガルジン処理など)を負荷したところ、小胞体に蓄積していたQR-GFPはおおよそ30分以内で核周縁領域に移行し蓄積する様子が観察された。つまり、小胞体に蓄積しERAD経路を取って分解されていたQR-GFPは、小胞体ストレス負荷により通常の小胞輸送経路を取って細胞形質膜へと輸送されるており、同一の膜タンパク質が小胞体内でERAD経路と小胞輸送経路を選別しうることが明らかとなった。そこで、申請者は小胞体ストレス依存的なQR-GFPの小胞体からの輸送に関わるキナーゼの網羅的同定を試みた。始めに20種類のキナーゼ阻害剤をHEK-QRに作用させた上で小胞体ストレスを負荷し、ジアシルグリセロールキナーゼおよびGSK3beta阻害剤などによって輸送が阻害されることを明らかにした。さらに、阻害剤の結果に基づいて当研究室が保持する細胞チップ自動作成装置を用いて網羅的キナーゼRNAiを行い、数種類のキナーゼが小胞体ストレス依存的なABCA1-QRの輸送に関与することを見つけた。今後はこのキナーゼ群の関与の確認、および詳細な分子メカニズムの同定を行う予定である。

報告書

(2件)
  • 2006 実績報告書
  • 2005 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2006 2005

すべて 雑誌論文 (5件)

  • [雑誌論文] Reconstitution of Golgi disassembly by mitotic Xenopus egg extracts in semi-intact MDCK cells2006

    • 著者名/発表者名
      Kano, F.
    • 雑誌名

      Xenopus Protocol; Methods in Molecular Biology (X. Johne Liu ed.) 322

      ページ: 357-365

    • 関連する報告書
      2006 実績報告書
  • [雑誌論文] Reconstitution of Golgi disassembly by mitotic Xenopus egg extracts in semi-intact MDCK cells2006

    • 著者名/発表者名
      Kano, F.
    • 雑誌名

      Xernopus Protocol ; Methods in Molecular Biology (X.Johne Liu ed.)

      ページ: 357-365

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] NSF/SNAPs and p97/p47/VCIP135 are sequentially required for cell cycle-dependent reformation of nthe ER network2005

    • 著者名/発表者名
      Kano, F.
    • 雑誌名

      Genes to Cells 10

      ページ: 989-999

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] セミインタクト細胞を用いた細胞内イベントの可視化解析2005

    • 著者名/発表者名
      山内忍
    • 雑誌名

      生物物理 45

      ページ: 153-156

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書
  • [雑誌論文] セミインタクト細胞アッセイ2005

    • 著者名/発表者名
      村田昌之
    • 雑誌名

      リポソーム応用の新展開 人工細胞の開発に向けて(秋吉一成/辻井薫監修)(NTS出版)

      ページ: 312-318

    • 関連する報告書
      2005 実績報告書

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公開日: 2005-04-01   更新日: 2018-03-28  

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